読書感想
とっても美味しいと評判の菜の花食堂の料理教室で、「靖子先生」が教えてくれるのは、美味しいレシピなのですが、ささやかな謎と悩みの答えも教えてくれます。
フリーター家を買う 有川 浩 三匹のおっさん などの愉快な題名の本を出している、この有川さんの「フリーター家を買う」は、前から読んでみたい本でしたが、何故か機会が無くようやく読む機会が来ました。
夜のピクニック(恩田睦)ザ・青春 私が最近購入し読んだ本は恩田睦さんの夜のピクニックと言う本です。高校の行事で、夜通し歩き続けると言うイベントを描いた青春物語となっております。主人公は男子高校生と融と女子高生の貴子の2名となっておりますます。
今さら「火花」を読み、名作といわれることが分かった件。 又吉直樹著 今や映像作品にもなり、文庫化もされている「火花」。芥川賞受賞の名作とされるが、いつかは読もうと思い、どうやら芸人の話と帯を見てわかり、又吉さんらしいストーリーなのではないか…
封印された闇の日本史FILE 歴史雑学探求倶楽部:歴史好きの人におすすめ 昔から、正史とは違う歴史というのが語りつがれています。例えば、義経がジンギスカンになったとか、天海は光秀だとかです。
「卍(まんじ)の殺人」 今邑彩・著 ホラー作品をたくさん書いている「今邑彩」のデビュー作です。この作品はミステリーです。 25年以上も前に書かれた作品とは思えない出来栄えです。ただし「ワープロ」が重要な役目を果たすところは、さすがに昔だから・…
「ちょちょら」畠中恵著 新米の江戸留守居役が主人公 「しゃばけシリーズ」(病弱な薬種問屋の妖しいものを見ることのできる若旦那が、問題解決する話)「まんまことシリーズ」(町名主の跡取り息子がさまざまなもめごとの裁定をする)で、有名な畠中恵の本…
時代小説、村上海賊の娘全4巻について 最近、好んで読むジャンルが、吉川英治などの時代小説です。 仕事柄、待ち時間が多く、何か時間がつぶせるものはないかと年輩の同業者に相談したところ、吉川英治を紹介されそれからはまり同著「宮本武蔵」「親鸞」「…
世界史の大転換 常識が通じない時代の読み方(PHP新書) 佐藤優、宮家邦彦著 著者である佐藤優氏、宮家邦彦氏は、同時期に外務官僚という経歴を経て、現在は国際政治評論家として活躍中の方です。佐藤氏はロシア、宮家氏は中東、アラビア方面の専門家というこ…
「土佐堀川 広岡浅子の生涯」 古川智映子著 朝の連続ドラマ「あさがきた」の原作本です。事実と違っているところもあり、まったく同じだったところもあるドラマだったのだなぁと、懐かしく思い出しながら読みました。
ウシジマくんvsホリエモン 人生はカネじゃない!ホリエモンとウシジマくんはやっぱり元気がでる ホリエモンこと堀江貴文さんの本はいくつか読んでますし、「闇金ウシジマくん」は映画も全て見ているぐらい大好きです。一見、結び付きそうでないこの2人?で…
わらの女 カトリーヌ・アルレー こちらの本は、2006年にフジテレビで放送されていた昼ドラ『美しい罠』の原作になった本です。 ミステリーらしいのですが、個人的にはサスペンスよりだと思いました。 とても面白く読みやすかった為、1日で読破してしまいまし…
山本一力 ずんずんを読んだ感想 時代読み物、特に江戸時代の庶民の職業を通して描く、山本さんの人情話はいつ読んでも涙を流さずには読み着る事ができず、また最後にはハッピーエンドで終わるのがいつものパターンです。今回のずんずんは、江戸時代では無く…
1Q84 Book3 村上春樹 長い物語の完結。 村上春樹作品の高い人気は今までも知っていましたが、読まず嫌いで過ごしていました。 そんな中、ふとしたきっかけで「1Q84Book1」を手に取り、読んでみたところ、独自の世界観や深まる謎に引き込まれて行ってしまいま…
『幕末・維新江戸庶民の楽しみ』(青木宏一郎):江戸庶民の遊びに学べ 幕末・明治維新の激動期、さぞ日本の庶民は肩身の狭い思いをしながら暮らしていたのだろうと思う人は多いことでしょう。ところが、どうも実際の江戸庶民はそこまで萎縮していなかったよ…
朝が来る 辻村深月(つじむら みつき) 不妊治療をしても子どもが望めずに佐都子と中学生で意図しない妊娠をしてしまったひかり。正反対の彼女たちをそれぞれの視点から話が進んでいく。
火花 又吉直樹 ピースの又吉が書いた小説です。 又吉と同じ立場の、芸人が主人公の小説です。徳永という売れない芸人が主人公で、尊敬してつるんでいるいる先輩芸人との日常のやりとりが描かれています。芸人さんの書いた小説ということで、話の内容は面白い…
高野秀行『ワセダ三畳青春記』は早稲田に暮らした青春を描く 『ワセダ三畳青春記』は早稲田大学の探検部に所属していた著者のエッセイ。 日本有数の最高学府にいるというのに、三畳間で怪しげなことを繰り返して暮らしている著者がまず変です。そして登場す…
【砂漠】【伊坂幸太郎】すっかり騙された! 話としては、主人公北村とその周りの仲間たちの大学生の話です。最初に読んだときは、すっかり騙されました。まさか4年間の出来事だとは思っていなかったので、春夏秋冬という表記に完全に騙されてしまっていまし…
『はじめよう!少林寺拳法』(SHORINJI KEMPO UNITY):少林寺拳法への入門書 日本の武道の1つ、少林寺拳法。日本9大武道の一角をなす武道ですが、なかなかその実態に触れることはないと思います。『はじめよう!少林寺拳法』は少林寺拳法が目指す理念と少林…
栗色のスカーフ: 杉原爽香(43歳の秋) 赤川次郎 今回の杉原爽香はあまり危険に陥っていないです。 杉原爽香シリーズ29作目の内容になります。三毛猫ホームズシリーズで有名な赤川次郎先生ですがこのシリーズもおもしろく小説として1年1冊ペースで発行され…
「トンネル」 吉村達也 角川ホラー文庫 「とても怖いよ~!」話です。トンネルの暗黒に300人以上の人が引き込まれていくのですが、その前にあちこちでいろいろな事件が起こります。
相対性理論(内山龍雄訳・解説)を読んでみたが、意外に面白かった! この書籍では、アインシュタインの相対性理論に関する最初の論文の邦訳とそれに関する解説が書かれています。物理と聞いただけで苦手意識を持つ方も多いと思います。況してや、相対性理論に…
「その島のひとたちは、ひとの話をきかない」著者:森川すいめい-自殺希少地域を訪ねる本です! 夏休みの終わり頃、新聞やニュースでよく見たのが、「9月1日には子どもの自殺が増えるので自殺を防ごう」というものでした。 学校でいじめに合っている子どもは…
死ぬかと思った 7 林 雄司(Webやぎの目)本当に面白いです。 この本は本当に面白いです。沢山の人の死ぬかと思った話が集結していて、くだらないかもしれないですが1冊あっという間に読めてします。あまり本を読まない方も、読書と意識せずに読み終えると思…
『源氏物語と日本人』(河合隼雄・河合俊雄編):『源氏物語』の新しい見方 日本の心理学者の第一人者・河合隼雄が『源氏物語』を読むと、いったいどのような解釈が生まれてくるのか。『源氏物語』はその難解さゆえに日本の古典の最高峰とされており、学校の…
「マーケティング」恩蔵直人著 初心者から中級者までためになる良著 会社の研修で配布され、コンパクトな新書サイズでとっつきやすそうでしたので読みました。マーケティングとはそもそも何か、販売や営業と何が違うのかといった初歩的なことから始まり、徐…
「まなならないから私とあなた」(朝井リョウ)いつも期待を裏切らない作家! 最近の私のお気に入りの作家、朝井リョウさんの「ままならないから私とあなた」を読みました。新聞でも紹介され、気になっていた本です。朝井リョウさんの本はよく読みますが、どれ…
『おとぎ話の生物学』(蓮実香佑):おとぎ話の奥深さに触れる どんな人間でも必ず聞いたことがあるのが昔話ですが、昔話に対して「どうして昔話のキノコは水玉模様なのか?」「タヌキは本当に化けるのか?」「かぐや姫はなぜ竹から生まれたのか」といった素…
『武装解除』(伊勢崎賢治):紛争屋の自伝 紛争屋を自称する伊勢崎賢治氏が自分自身の体験を語り、何となくで語られがちな紛争の実態を明らかにする異色の1冊です。国際NGOの実態や紛争という現場で何が求められるのか、少年兵という存在はどんなものなのか…