東日本大震災を背景にしたドラマであり、主人公の万木朝顔が行方不明となっている母のことを父の平とともに想い、過去の出来事の辛さと向き合いながら、新しい家族とともに強くたくましく前を向いて生きていくというストーリーで、応援されているような気持ちとともに、震災当時の私自身のことを思い出して、大切な人を思い浮かばせずにはいられない、涙なしには見られませんでした。
朝顔は監察医として新米でありながらも、それぞれ運ばれてきたご遺体に真摯に向き合い、その方の最期がどのようなものであったのかという手がかりを見つけ出すという非常に難しい仕事をしていて、このドラマを見るまでは、今まであまり知らなかった仕事でありましたが、このように陰ながら人々の生活、遺された家族の気持ちに寄り添ってくださる方がいるということに大変勉強させてもらいました。
朝顔が辛い過去と己の中で戦う中、その気持ちに優しく寄り添う夫役の風間俊介さんの笑顔が毎回とても楽しみでした。
今、このような世の中が辛く大変な状況であるからこそ、また再放送してほしいと強く願うドラマです。
