ごちそうさんのかっちゃんの最後の朝ごはん
ごちそうさん。戦争が長引いてみんな大変そうですよね。そんな中、次男のかっちゃんが料理人になれない時代だから僕は志願して戦場の料理人になりたいと両親に打ち明けました。料理人になることが許されない時代、しかも、そのままいつ終わるかわからない終戦を待っていてもそのうち、戦う側の赤札が届いてしまうであろう時代。そんな時代に生きるって本当に大変だし、胸が詰まる思いです。
当然、両親は反対しましたが、したくもない仕事をして空襲で死ぬかもしれない、赤札がいつか届いて戦場で死ぬことになるかもしれない、それなら、したい仕事をさせようということで何とか気持ちを落ち着けていましたが、私だったら…息子を料理人としてでも戦場に行かせるって出来るのかな～と考えさせられました。なんといっても、今日、戦場に発つという日の朝ごはんが良かったですね。最後の一切れのきゅうりの漬物を誰かが食べたら、もしかしたら最後になるかもしれない食事の時間が終わってしまうというので誰も手をさせなかったところを、父親が、じゃあ、僕がといって頂くシーン。じーんときてしまいました。無事帰ってきてハッピーエンドであって欲しいですね。
