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ヒロイン山内桜良は、僕、志賀春樹に、なぜ「星の王子さま」を貸したのでしょうか…実写映画感想レビュー「君の膵臓をたべたい」評価ネタバレ注意。 #MOVIE

君の膵臓をたべたい 星の王子さまをまた読んでみたくなりました。

ヒロイン山内桜良は、僕、志賀春樹に、なぜ「星の王子さま」を貸したのでしょうか。
この本が物語の中で重要な役割をはたすのですが、本の内容につては、触れていませんでした。
なぜ、この本だったのか、ただ好きな本だったのか、彼女にとって、僕は、星の王子様だったのか。
また、僕を振り回す彼女は、星の王子さまの話に出てくる薔薇を思わされます。
はかない命。けれど、それを感じさせない無邪気さ。
身勝手だけれども、彼女の愛らしさに、誰もが、引き込まれるのではないでしょうか。
彼女の親友に睨まれても尚、彼女の秘密を守る僕。
彼女の死ぬまでにしたいことに付き合う僕。
僕の中で、彼女の存在が、どんどん大きくなっていきます。
彼女の中でも、僕の存在は、大切なものになっていったことでしょう。
大切なものは、目に見えない
星の王子さまの作者サン=テグジュペリの言葉です。
「君の膵臓をたべたい」この物語にも、見えないものが沢山ありました。
優等生づらした、クラス委員長、訳知り顔でガムをくれようとするクラスメイト、
彼女が最後に残したもの。それに気づいたとき、僕は、何かを得ます。
また、ガムのやり取りは、僕の変化を感じました。
そして、彼女と僕の残酷な運命。
その後、「君の膵臓をたべたい」の意味が、冒頭と違ってきます。
彼女から、僕へと、その思いが伝染していきます。
そして、僕から、また他の誰かに伝染していくのでしょう。

私たちは、いつ死ぬか分かりません。
それでも、私たちは、生きていかなければなりません。
無駄だと思っても、誰かと関わらなくてはなりません。
この映画は、生きるということを、改めて考えさせられました。