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映画感想レビュー「シンゴジラ」評価ネタバレ注意『シリーズが一新されて監督も庵野秀明さんということで期待していました』。 #MOVIE

待ちに待ったシンゴジラのテレビ放送

昨年の夏に映画館で鑑賞しましたが、時間が空いてからテレビで見たらどうなるのかを知りたくて2回目を観ました。ゴジラシリーズは過去何回か観ましたが内容については記憶がなく、知識もあまりなかったのですが、シリーズが一新されて監督も庵野秀明さんということで期待していました。昨年の夏に話題になっていたことと周りが絶賛していたので見に行ったことを覚えています。

今回は約1年ぶりの鑑賞でしたが、印象に残っているシーンは多く覚えていました。最初に巨大生物が現れるシーンで、思っていたゴジラと違って4足歩行で現れたり、どのようにしてゴジラに倒すかの会議のシーンがリアルでスピード感があり、一語一句聞き逃せない展開が秀逸でした。物語の合間に入るエヴァンゲリオンのテーマや登場人物の豪華さにも驚かされました。そして、この映画の見所はCG技術の素晴らしさだと思います。東京の街や人々の生活がゴジラによって破壊されていくシーンは、アメリカのパニック映画を見ているようで、日本という国の存亡に関わる事態になってからどうゴジラを倒していくのかが最後まで見逃せません。そして、これは単純にゴジラと人間の戦いを描いた映画ではないと2回目を鑑賞して気づきました。2010年代から今現在まで様々な自然災害や予期しない事件が国内だけでなく世界中で起こっています。予測することのできない事態や脅威をゴジラという架空の生き物に見立てて、それに対して人間はどう立ち向かっていくかを考えさせられる作品になっていると思います。特にこの作品は日本の中枢である国会や政治家目線で作られていましたが、このような事態があったらどうするのかでもしばらく考えさせられました。そして、最後のエンドロールまで見て欲しい作品でもあります。テレビやドラマで活躍する俳優さんがエンドロールで何十人も羅列されて、有名な俳優さんがチョイ役でワンシーンだけ出演している場合もあります。それも何回でも見たくなる要素の一つだと思いました。このようにシンゴジラは何回見ても面白い作品だと思うし、また1年後2年後に見たとき今の自分や日本という国について改めて考えさせてくれる作品になっていると思います。個人的には続編を期待しています。