「絶対に残業しない」女性がドラマの主人公になるとは、時代を反映していますね。長時間労働やサービス残業という現代社会の問題に切り込んだ内容ですが、ラブコメディーの要素もしっかり入っていて重さはありません。
残業をきっぱり断るその名も"定時の女"結衣は見ていて爽快です。ただこうした主人公の姿に対して「現実離れ」と批判的な声もあったようです。確かに個人的にも、おしゃれなカフェスペースまである昭和のトレンディードラマを彷彿とさせる"現実離れ"した素敵なオフィスを見て、こんなオフィスなら喜んで残業したいという変な気持ちも沸き起こってしまいましたが、それでもやはり「絶対に残業しない」という主人公の考えには賛成です。結衣の"働き方改革"は果たして成功するのか。長時間労働、仕事と家庭の両立など社会の問題に一石を投じるドラマになってほしいです。