マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜【第9話】
第1話から欠かさず見ています。
私自身、ドラマの主人公たちと同じ子育て中のママなので、ストーリーに入り込みやすい立場にあります。
最終回目前となった第9話。
主人公を取り巻く、様々な家庭の問題もいよいよクライマックス。
貫地谷しほり演じる由紀の家庭では、由紀の今までの借金がついに夫にバレてしまいました。
利息で膨れ上がった借金、一体どうするのだろう？
でも、この借金はヤミ金から借りていて違法な金利だろうから、弁護士等介してどうにかチャラにしてもらうことはできないのだろうか？
最終回、どうなるのか楽しみです。
そして、安達祐実演じるみどりの家庭は、やっとりかちゃんがみどりの元に戻ってきて一件落着かと思いきや、ラスト、サッカーコーチにさよならするシーンでまさかのバスに一緒に乗車！
これでコーチと暮らす展開になったら、浮気をしていた夫と同じです。
途中までやっと自立して、これからシングルマザーとしてしっかり生きていくのかと思っていたので、この展開は残念です。
そして一番の問題は、檀れい演じる毬絵の家庭。
長男の引きこもり、次男の小学校受験の失敗、問題は山積みですが、9話後半の長男と毬絵のシーンはとても引き込まれました。
同じ母として、自分の子どもがもし毬絵の長男と同じ状況になったら、自分はこの子に何をしてあげればいいのだろうか？
毬絵の葛藤が痛いほど胸に突き刺さりました。
そして「死にたい」「助けて」という長男に対し、毬絵がとった行動…。
死にたいなら私が楽にさせてあげよう、そう思ったのでしょうか…。
長男の首に手をかける毬絵…。
観ていてとても苦しかったです。
9話はここで終わりでしたが、この展開は辛すぎました。
簡単に解決できる問題ではない分、最終回で色んな家庭の問題を片付けるには時間が足りないような気がしました。
最終回が駆け足になってしまうドラマはたくさんあるので、問題回収が雑になったら嫌だなぁという印象です。
それにしても、このドラマに出ている女優さんは皆さん演技が上手です！
引き込まれます。
そして、9話ではあまり出番がありませんでしたが、主人公の子どものはるとくんがとっても可愛いです！
演技も上手で、今後も期待しています。
ただ一つ、このドラマの嫌なところは、主人公が「ハッキリ言わせていただきます！」という決め台詞を言って、他人の家庭問題に口立ちをするところ。
口立ちするのがこのドラマのストーリーなので、するのはいいのですがこの決め台詞がどうにも好きになれません。
この決め台詞がなければもっと良かったと思います。
何はともあれ、来週の最終回は見逃せません！
主題歌のsuperflyの唄もとてもいいです。
