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主人公・薫が、いかにして事件屋に身をやつしたかが…極悪がんぼ1話(主演:尾野真千子)感想&あらすじ(ネタバレ注意)。

極悪がんぼ 第1話 主演:尾野真千子

新年度最初の月9ドラマ、極悪がんぼについて述べます。
主演の尾野真千子さんは大好きな女優さんです。美しさと素朴さ併せ持った容姿、強さと儚さを併せ持ったが表現できる演技力の女優さんだと思っています。
さて、過去にドラマが製作されたカバチタレ、特上カバチと同じ原作者の本作は、もちろん男女の恋愛ドラマではありません。月9において恋愛が絡まないドラマを製作するのはひとつの冒険だとおもいますが、斜陽著しい月9ブランドを持ち直すきっかけとなれるでしょうか?

トラブルに首を突っ込み荒稼ぎすることを生業とする「事件屋」にスポットが当たった本作。第1話は尾野真千子演ずる主人公・薫が、いかにして事件屋に身をやつしたかが描かれます。
正直に生きてきたために不幸に見舞われつづけた主人公。賢明に頑張り、それどころではないのに他人のことまで助けたい。しかしそれも遂に限界がきて、守銭奴だらけの事務所に入社し、事件屋として出直す決意を固めます。が、汚い仕事に手を染めながらも、恐らく蜘蛛の糸よろしく救いを画策しながら頑張っていく予感がひしひしです。
内容は本来かなり悲惨な事象のはずですが、全体にコメディタッチで作られているのであまり悲壮感はありません。「なんとかなるんだろうなぁ~」と、安心して視聴できそうな気がします。
とにかく恋愛ドラマに食傷気味なわたしとしては、今クールでは注目の一作となりそうです。