ＳＵＩＴＳ シーズン１ ７話「インサイダー取引の謎」
今回も相変わらずのマイクとハーヴィーのやり取りが軽快で楽しい。
ただ、今回はマイクの過去の副業である替え玉試験の件が、ストーリーのサブメインになっている。マイクとしては、心を寄せているレイチェルに司法試験を受けるように勧めるけど、一方で自分の過去もばれそうになるという、板挟み。しかもまさか切羽詰まったレイチェルがまさか替え玉に手を出そうとするとは。
多分、最初の頃のマイクであれば、きっと替え玉になってあげたと思う。最初の頃はそんな素振りもあった。
けど、ハーヴィーの下で色々学んで、過去の自分と決別していくうちに、マイクは変わって行った気がする。それは法曹界でのノウハウじゃなく、法と自分への向き合い方じゃないか。環境に文句を言って、楽な方に流されるのではなく、自分で道を見つけて最善の方法を選ぶという力を、徐々にマイクは身につけてきている。
こういう書き方をすると、ハーヴィーが凄い男のようだけど、実際は自信家で皮肉屋で傲慢で、それに実力が伴っているから悔しい。でも、今回の内容もそうだが、ハーヴィーも徐々にマイクから人情をや情熱が伝染してきている。二人に欠けていたものが互いに生まれて相乗効果をもたらしているようで、二人がこれからどんな風になって行くのかが益々楽しみ。
それと同時に、マイクとレイチェルの関係が進展するのかが非常に気になるところだ。
