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鬼平犯科帳・第4シリーズ「深川・千鳥橋」感想&あらすじ・死を悟った大工、万三は残り少ない時間をお元と暮らすために…(ネタバレ注意)。

鬼平犯科帳・第4シリーズ「深川・千鳥橋」

我が家にはケーブルテレビが引かれているため、昔観た懐かしいドラマがたくさん観られます。その中でも、私の大好きな「鬼平犯科帳」が観られるのが何よりも嬉しく、番組表を欠かさずチェックしています。
鬼平は、何人もの大御所役者さんたちが演じていますが、やはり一番は中村吉右衛門さんの鬼平でしょう。

タイトルにある深川・千鳥橋は、労咳、今で言う肺結核を患った男と女の物語。
死を悟った、大工である男、万三は、残り少ない時間を茶くみ女であったお元と暮らすために、一攫千金を狙うべく悪事に加担しようとします。大工ならではの手腕で、盗賊が押し入るための大店の精密な図面を書くのです。それを盗賊に売り金を得ようとしますが、お元は、好きな男に穢れてほしくないと、火付け盗賊改めの役宅に駆け込みます。それは、惚れた男を売るという、まさに苦渋の選択、断腸の思いなのであります。果たして、お百度参りまでしたお元の願いは如何に・・・
鬼と言われ恐れられている平蔵の人情裁き、粋な江戸弁、吉右衛門さんの重厚な演技力が、長谷川平蔵という人物像をたっぷりと引き出してくれています。深川・千鳥橋は本当に泣けます。そして、観終った後の爽やかさ、その感覚を何度も味わいたくてDVDまで買ってしまったほどです。