僕のいた時間 第四話 恵に別れを告げる
第四話は、拓人が恵に別れを告げるという大きな動きのある回でした。
病気のことを恵に打ち明けようと試みますが、どうしても言い出せない拓人の気持ちがかわいそうでなりません。打ち明けたいが言えない・・・という葛藤の末「別れ」という結論へと結びつけたのは、恵の母親との関わりが大きかったのでは、と感じました。
夫(恵の父)を看病し看取った一人の女性からの思いを聞き、心を固めたのかもしれません。
「病気で亡くなったが出会えてよかった」と笑顔で言った恵の母。その場面を見て、拓人は恵にありのままを打ち明けるのかな?と思ったのですが、彼の出した答えは「別れ」でした。拓人も恵とそういう関係になりたかったはず。しかしそれを選ばず、別れる道を選びました。切なさで涙が出ました。
このドラマでキーとなっている、拓人と家族との関係。早く彼の孤独に気付き、一緒に背負ってあげてほしいです。