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学校に馴染めなくなった少女マイが自称魔女の祖母の元で「魔女修行」をするという話…感想レビュー「西の魔女が死んだ」おすすめ泣ける映画(ネタバレ注意)。

「西の魔女が死んだ」おばあちゃんの口癖がいい!

「泣ける映画」と聞いてわたしの頭にはまずこの「西の魔女が死んだ」というタイトルが浮かんだ。原作は梨木香歩さんの小説で2008年に実写映画化された作品だ。わたしは映画を見る前に原作を読んだのだがこの実写化は成功の部類に入るのではないだろうか。少なくとも昨今のヒットした漫画のタイトルだけを借りた稚拙な実写映画とは比べ物にならない程度には。

ざっくりとしたストーリーを書くと、学校に馴染めなくなった少女マイが自称魔女の祖母の元で「魔女修行」をするという話だ。田舎のゆったりと時間が流れる環境で自給自足で生活する祖母の元で都会に傷つけられた少女が少しずつ傷を癒していく。設定だけだと王道と言った感じでありふれていると思われるかもしれない。しかし、この映画がそういった王道映画と一線を画する要因のひとつに祖母がイギリス人で魔女を名乗っているということがあげられると思う。祖母を演じるサチ・パーカーさんは日本人が想像する魔女のイメージにぴったりなのだ。しかしそれでいて優しい雰囲気をまとっている。マイを優しく受け入れ、時に叱りながら共同生活を送っていく。祖母の「I Know.」という口癖が複雑な環境の中にいるマイを受け入れてくれているという感じがしてわたしは好きだ。

中盤までのどかな自然の中で不慣れながら順応しようとするマイとそれを見守る祖母を描いていくが、後半些細なことでマイと祖母の間に確執が生まれてしまう。そしてその確執を埋めることができないままマイは祖母の元を離れることになりそうして2年が過ぎる。ネタバレになってしまうが、この2年後祖母は亡くなってしまう。溝を埋めることの出来なかったことを悔いるマイだったが、祖母の家で以前約束していたものを見つける。泣きながら「大好きだった」と告げるマイに、口癖の「I know.」と微笑む祖母の姿が見える。正直ここで「I know.」がでてくるなんて予測できていたはずなのに、わたしは号泣してしまった。嗚咽するほど泣いたのはこの映画くらいかもしれない。それほど祖母の「I know.」がよかったのだ。

文字だけでは上手く説明できないので是非この映画を見てほしい。この映画は雰囲気も素晴らしい。画面全体が美しい。田舎の美しさがとても上手く表現されていると思う。マイのように学校に馴染めなくなった学生はもちろんだが、大人にこそ見てほしいとわたしは思う。忘れていた何かを思い出さしてくれるに違いないからだ。

ありがとう寄稿。

冒頭は、未婚の母になったせいで会社を不当解雇された湯川さんの話でした。この湯川さんは金銭的な補償を求めるのではなく、解雇無効を求めて復職を希望したところがすごいなと思いました。だって労働審判を申し立てた会社に戻っても、気まずくて働きづらくなることは容易に想像できてしまいますよね。

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