春を背負って・どんなに小さくても前向きな一歩を
この映画を好きだと思ったのは、主人公の親代わりとして登場する悟郎さんが無理をしないという事を何度も繰り返し言っていたからです。
頑張り過ぎてしまう私や、そういう気質のある人には見て欲しい。
ゆっくり、一歩一歩でも欲張らずに前を向いて進む事の大切さに共感できた作品でした。
この映画は元々死をテーマにしているそうだけれど、私はそこよりも欲張らないという事が身に沁みたかな。
人と比べられたり、競争する社会の中で生きているとこんなにゆったりと深くものを考えたり、最終的にはそれが自分を豊かにするのだと学ぶ事ができないのです。
少なくとも私はそうで、そんな中で山を登っていくという事は欲張らないからこそ最後まで上り詰める事ができるのだろうと思った。
色んな事に焦ってしまったり、過去に苦しい経験をしたとしても助け合う事の大切さを考えさせられた。
あとは亨がちょっと主人らしくなっていくところが凄く好きだった。
慣れない事があっても頑張ろうと思える作品。
