「明日、ママがいない」ロッカーの心の中
これまで、美味しい食事を提供し子供たちを言葉でなくまなざしやわずかな表情で支えてきた「コガモの家」職員のロッカー。しかし他人のショッキングな場面を見て、常に隠してきた「恐怖と怒り」が触発され、ついに感情的な衝動を起こしてしまった。
彼は、このドラマの数少ない「救いのポジション」に立つ人間と思い「今回も頼むよ~」と祈る気持ちでドラマを観ていましたが、とうとう彼の心の中にある闇に迫ってしまった。
一言も発しない彼には何かあるなとは思っていましたが、彼をよりどころにしてきた子供たちの気持ちをおびえさせるほど、今までと真逆なロッカー。わたしもショックでした。
でも、きっとそこには深い悲しみがあるんだと大人であるわたしは思っていただけに、彼がかわいそうでなりません。
徐々に、本当に徐々に魔王が人間味が出てきてほんのりとやさしさが見え隠れしてきたところが、これからの彼らを本当の意味で救うんじゃないかと思います。
そして、そういった心の動きやそれぞれの葛藤、気持ちを見守っていきたいです。