最後まで結末の分からない映画「セブン」
私は個人的にブラット・ピットが好きなので彼が出演している映画をよく見ます。彼の映画を初めて見たのは約20年前ぐらいです。作品名は「セブン」。キリスト教の7つの大罪になぞらえた殺人事件をめぐり、ブラット・ピット演じるミルズ刑事とモーガン・フリーマン演じるサマセット刑事が事件の捜査をしていきます。
この映画を見ていて、次々と起こる猟奇的で謎の多い殺人事件に、いつの間にか私自身も物語の中に入り込んでしました。それまで様々な映画を見ましたが、この作品ほど食い入るように見た映画はありませんでした。物語の終盤、犯人のジョン・ドゥは自らミルズたちの前に現れ逮捕されます。しかしジョン・ドゥは何者なのかはっきりしないまま物語は衝撃の結末を向かえます。ジョン・ドゥは逮捕される前、ミルズの妻を殺害していました。そして、そのことを知ったミルズがジョン・ドゥを銃殺するという全く予想のつかない幕切れで終わりました。この映画ほど最初から最後まで引き付けられた映画を見たのは初めてでした。今でも最後のシーンは衝撃として強く印象に残っています。
