ディズニー映画の実写化は、これまで見たどれもハズレがなく面白いものばかりだという印象です。なので「シンデレラ」も期待は大きかったです。
子どもが見たらまた違う感じ方になるのでしょうが、中年になって見ると感動するポイントが変わるような気がします。まず、すくすくとたくさんの愛情を一身に受けて成長する主人公のエラがあまりに眩しい。母親の死、そして父親の死という悲しい出来事を経てなお、深い優しさを持ち続けるエラのそのけなげな姿にもう涙腺が緩みっぱなしでした。
そして、新たにやってきた継母とその娘たちの憎たらしいこと。エラのお母さんの形見のドレスをわざと破ったシーンは許せませんでしたが、ラストでエラがちゃんと報われるのでホッとできますね。魔法で登場するカボチャの馬車は本当にきれいで、シンデレラと王子様の舞踏シーンはまさに夢のような美しさでした。
