インターネットの炎上をテーマにした家族ドラマです。
残すところ今回を含めて２回の放送ということもあり、前回までのストーリーに比べると内省的な内容に感じました。
特に主人公のあかりが体験した初恋の思い出を回想するシーンは自身の人柄を上手く表現した描写で引き込まれました。
どちらかと言えば過去の思い出に良いものがあまりなく、むしろトラウマに支配されている感のある主人公。
今まで劇中では一度も触れたことのなかった初恋のエピソードは新鮮かつ甘酸っぱさに溢れていました。
しかも初恋がピエロだったとは…
ナマハゲしかり姿や表情を隠して役を演じている部分は普段のあかりの人物像を投影した表現だと思いました。
この一貫した人物演出は脚本家や製作者側のこだわりなのかと思うと何だかこちらも胸が締め付けられるような気持ちになります。
残す一話で離しはどうまとまるのか、また篝一家は修復するのか、皆が固唾を飲んで見守っているはずです。
その様子はさながら映画トゥルーマンズショウのようです。
