先日少子化担当大臣が子連れ出勤を認めている企業に視察に行ったというニュースがありました。今後国は保育施設不足をカバーするために、子連れ出勤を認める企業の交付金を増やすなどの優遇する計画をしています。
子連れ出勤を認めるということ自体は保育施設が見つからない地域に住む母親にとってはとても助かる制度ですが、職種や地域によっては難しいものと思われます。特に都会の場合電車やバスなどの公共交通機関を利用しての出勤となる人も多いですが、朝の満員電車に子どもと一緒に荷物を持って乗るのは大変なことです。また店舗での販売業や医療機関など一部の職種では、子どもを職場に連れて来て仕事をするのは不可能です。さらに国や企業は認めていても一緒に働く人たちが不満を抱くこともあり、子連れ出勤をしている人が居心地が悪くなって最終的には退職に追い込まれることも考えられます。そのためやはり基本は保育施設を確保することを優先し、可能な企業に限り子連れ出勤を推進するというように考えていくべきだと思います。
