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クイーン・メアリー シーズン4最終回 11月21日(水)BSプレミアム「アメリカ国内で視聴率が落ちたからなのか本当に無理くり感が強い展開」【テレビ感想2018年ネタバレ注意】。 #TV

毎シーズン楽しみに見てきたけれどいよいよ最終シーズンということで暗い展開が続いていました。ただそれまでのシーズンと比べて全体に結構雑な作りで「この調子で最終回どうまとめる気だろう?」と思って迎えた最終回。
もう本当にがっかりしました。そりゃぁ英国内の城を軟禁状態で何年も転々とさせられたり、ロンドン塔に幽閉されてからの月日を描くのは難しいだろうとは思っていたけれど、スコットランド内で夫殺しの罪で捕らえられた次の瞬間、18年後の処刑の目前まで一挙にワープするなんて・・・。アメリカ国内で視聴率が落ちたからなのか本当に無理くり感が強い展開で「これはないだろう」という残念さしか残らなかった。
元々かなり美化して描かれてはいたけれど、あれだけロマンスも詰め込んで華麗な人生を描いていながら、「わが終わりにわが始まりあり」という彼女の神秘的な名言も出てこなかったし、処刑前、死に向かう彼女が誇り高く述べた最後の演説、とりわけ「陰謀を企み私を断頭台に送ったすべての人を許します」という堂々とした言葉、何より処刑に向かう死装束は、白いヴェール、黒のビロードのドレスの袖から覗いた緋色のサテンのドレス、深紅のペチコートといういでたちで、その気品に満ちた姿は有名で、そこは外さないだろうと思ったら、ただの黒いドレスで見事にすっ飛ばしてくれた。そしてただ絶望し、おびえた表情で首を差し出して終わり。
何のために前回エリザベスに「私にもしものことがあったら」と信頼を寄せる手紙を出すシーンを撮ったのか、「ここにいては君を守れない」と霊能訓練しにいったバッシュは予言だけ残して全く出てこなかったし・・・。当初は長い幽閉生活中にバッシュが表れて未来の予言を告げ、すべてを悟ったメアリーが名言を残し、最後には現在の王室がメアリーの血を引き継いだ末裔が続いていることを示して「真の勝者はメアリー」としてエピローグにするのかと思っていたけれど、そこも見事に無視。
どうしたらせっかく盛り上げてきたドラマをここまで駄作に引き落とすことができるのか理解に苦しむ結末。
全く本当にこんなにがっかりしたドラマは久しぶりでした。メアリー・スチュアートが可哀想。