普通に生活していると、なかなか見えない警官の日常が見えて、とても興味深いドラマでした。安田顕さんが、眼光鋭く、とても良い演技をしていて、自分が勤務する交番に配属された新人警官の行動をこまかくチェックして、指導している姿も良かったです。
それにしても、小説がもとになっているドラマとは言え、警官の中には、少なからず「銃を撃ってみたい」という思いから警察官を志望する若い人もいるのかもしれないと思うと、恐ろしい時代になったなと思いました。言い訳をして、自分のミスを隠蔽するというのも、今の若い人にはありがちな行動で、原作の細かい設定がとても活きている良いドラマだったと思います。とは言え、警官と言えども、人間なので、そういう時代に生きているんだなと、いろいろと考えさせられました。