平和な日本にいると、東南アジアといっても、比較的安全な国や地域に旅行に行く程度で、ディープな東南アジアを体感することは、ほとんどありませんが、ガス油田の開発など、自然の残った国や地域に仕事として赴任する人には、少なからず、人には言えないことや、九死に一生を得るといった体験があるのかなと思いました。
男くさいドラマを、とてもうまく演じる西島秀俊さんには、ぴったりの役だったと思います。会社のためには、犯罪もいとわないというのは、もちろん誉められたことではありませんが、殺人まではおかさないにしても、それに近いことをやったことがあるという男性もいるのかもしれないと思うと、その人たちのおかげで今の生活ができているのだなという考えにもなり、複雑な思いのするドラマでした。