新井英之（竜雷太）が煙草屋の飯田誠一（ダンカン）に時間を尋ねた時点で、「あ、アリバイ工作をしているな」とわかってしまいましたね。あの時、店の時計を見て確認したことで、飯田の記憶にはっきりと時刻が残りました。
そうなると、後はどんなトリックを使ったのか、だけが興味の対象でしたけど、煙草屋の開店前でセンサーが切られている時間帯を狙うという、単純だけど確実な方法でした。「太陽にほえろ！」で刑事役だった竜雷太さんも、最近では悪役が多くなって来ましたね。登場しただけで、怪しいと思ってしまいます。
6話でひとつ気になるのは、「もし尾崎雄太が犯人ならば舞子先生には事務所をやめてもらおう」と言った班目（岸部一徳）の言葉です。あれは本気だったのでしょうか。佐田（香川照之）たちを奮起させるためのお芝居だった、と思いたい自分がいます。悪役が多くなった竜雷太さんと対照的に、岸部一徳さんは悪人を装う善人役が多いような気がするんです。
