オリエント急行殺人事件が感動作でした。
公開前から予告で気になっていた、アガサ・クリスティーのポアロ、オリエント急行殺人事件を見ました。もともとミステリーの映画は好きですが、宣伝で、「まさかポアロで泣くとは」というセリフがあり、ますます興味が掻き立てられました。
冒頭部分は別の事件の謎解きをしているところで、いきなり名推理を聞くことができます。その後、オリエント急行に乗車前で、乗車するメンバー紹介のように次々と人物が登場します。乗車してからは、景色の綺麗さも素晴らしく、その時代の服装や装飾に惚れ惚れしていました。もちろん会話のテンポもよく、ポアロのおもしろさはしっかりとありました。事件が起こり、さらには列車も動かなくなり、乗客と乗員はポアロに推理を依頼します。様々な証言や証拠を手掛かりにポアロは謎解きをしていきますが、決定的なものがありませんでした。しかし、ラストにはポアロが導き出した二つの仮説を話した後、犯人の犯行理由の真相を聞き、犯行当時の回想映像が流れるシーンで涙を止めることが出来ませんでした。また、最後のポアロの粋な降車シーンではポアロの優しさに感動しました。
