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映画感想レビュー「しあわせはどこにある」評価ネタバレ注意『人生を見つめなおしたくなるヒューマンものだった』。 #MOVIE

「しあわせはどこにある」は、人生を見つめなおしたくなるヒューマンものだった

「しあわせはどこにある」は、何かに悩んだり人生に迷ったりした時に、何度でも見たくなる映画です。
精神科医のヘクターが一度仕事を休み、中国への旅を皮切りにチベットやアフリカ、ロサンゼルスを旅していきます。精神科で患者たちの人生に触れていく過程で「人生とは何か」「幸せとは何か」を考えるのですが、その様子に共感をおぼえます。自分の「幸せとは何か」という答えのために、いろんな地域の人にその質問をぶつけていくのですが、それぞれ違う形の幸せがあっておもしろかったです。ヘクターは旅の途中でハプニングに見舞われますが、今までいろんな人の人生に触れてきた彼ならではの機転の利かせ方があって、心に突き刺さるものもありました。
ヘクターの見る景色も、自分にはない視点から切り取られていて、とても新鮮でした。まったく違う文化を持つ土地を訪れていく彼を見て、狭い世界ではなくもっと世界を見てみたい、旅に出たいという気持ちにもなりました。ヘクターを演じるサイモン・ペグの演技も、人間味あふれてちょっと不器用で、心をゆさぶられました。