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映画感想レビュー「忍びの国」評価ネタバレ注意『嵐の大野智君や石原さとみさんらが出演』。 #MOVIE

映画『忍びの国』は予想外のホラー映画でした。

先日、嵐の大野智君や石原さとみさんらが出演されている映画『忍びの国』を観ました。大野君が演じていた伊賀切っての玄人忍び(忍者)の無門(むもん)が今までの忍びとしての生き方と、石原さん演じる妻のお国とのこれからの生活との狭間で葛藤しながら、それまでの自分に欠けていた「何か」を、“忍び”としての戦のなかで、少しずつ見出だしていく、というものでした。

はじめ、広告でも目にしていたことからコメディーに傾倒した歴史映画なのかな、と思いながら見ていましたが、上映開始5分としない間に忍び同士の血生臭い争いが始まり、その予想が完全に覆され、衝撃を受けました。忍び同士が争う理由のほとんどは家同士の小競り合いだったようですが知念君扮する織田信雄(のぶかつ)の伊賀攻めがはじまると“忍びの弱点=人間本来の弱さ・甘え”が目に見えて表れていたように思いました。もちろん、劇中には所々で無門や信雄、その他のキャストによるクスッと笑えるシーンもありました。しかしながら、それ以上にアクションの激しさと、忍びの世界で罷り通ってきた黒すぎる常識が、あまりにも現代に至るまでの“人間味”を帯びすぎていたせいか、個人的にはホラー映画に相当する恐怖と歯がゆさを覚えた作品でした。

小説。