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映画感想レビュー「マジカル・ガール」評価ネタバレ注意『監督が日本のアニメやサブカルチャーに対して関心の強い人』。 #MOVIE

マジカル・ガールはシュールな雰囲気の映画でした。

マジカル・ガールはシュールな雰囲気の映画でした。監督が日本のアニメやサブカルチャーに対して関心の強い人なので、そうした雰囲気が強く出ています。
特に、魔法少女やロボットものなどの日本のアニメが好きな人達にとって、ノスタルジーを感じさせる演出がされている映画です。
しかし、日本の魔法少女ものやロボットものに暗い物語が多いことからもわかるように、このマジカル・ガールも、日本の文化の暗い側面を感じさせる仕上がりになっています。
おもしろいところとして、登場人物それぞれの行動が絡み合い、予想もつかないようなラストにたどり着くという点が挙げられます。
はじめは病の少女に対して父親が愛情をかける暖かい話のように物語が展開していきますが、話が進むにつれ、関わってはいけないジャンルの人達が関わってくることで、不穏な展開へと変わっていきます。
少女の願いを叶えてあげようという父親の純粋な行動が、悪い方に悪い方に転がっていってしまうという、悲しく皮肉に満ちた物語に感動させられました。