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感想レビュー「ジョニーは戦場へ行った」時代は、第一次世界大戦の頃。死んでも、生きても、戦争は悲しい・おすすめ泣ける映画(ネタバレ注意)。

「ジョニーは戦場へ行った」 死んでも、生きても、戦争は悲しい。

時代は、第一次世界大戦の頃。
祖国を離れ、戦地へ赴いて間もないジョーは、爆発により瀕死の重傷を負います。
目覚めれば、何も見えず、何も聞こえず。
どうなっているのかまったくわからない彼は、それでも次第に、少しずつ、気づいていきます。
自分は、ベッドに横になっている。
自分が動けないのは、両腕と両足がなくなっているからだ。
そして、何も感じられないのは、目も、耳も、鼻も、口も、その全てが失われてしまったからだ。
あまりにも恐ろしい現実。
人としてのあらゆる自由を奪われてしまったジョー。
決して抜け出せない、暗闇と孤独。
何よりも恐ろしいのは、そんな状態であっても意識だけははっきりとしている事でした。
何もさわれない、何も感じられない、何も伝えられない、どこへも行けない…。
これで「生きている」と言えるのか?
けれど、自分は間違いなく生きているのだ。
それなのに、誰も気づいてくれない。
病院の医師や看護師にとっては、ジョーはすでに「物」でしかありませんでした。
たとえ肉の塊と化そうとも、息をしている以上、「死体」として処理は出来ない。
人物を特定するものがないため、家族に連絡も出来ない。
だから、ただベッドに「置いて」おくしかない。
息をしている、息をするだけの、「物」として。
ジョニー(ジョー)は、国を愛していました。
自分が生まれ育った国を、愛してくれた家族を、そして、愛する恋人を。
だからこそ、大切なものを守りたいがために、ジョニーは戦場へ行った。
そんな彼が落とされた地獄。
祖国から見捨てられ、家族や恋人に再び会う事もかなわず。
どうすればいいのか。
どうすれば救われるのか。
彼の問いに、誰も答えてはくれません。
彼の夢の中に現れた、神でさえも。

見ていてこんなにつらくなる映画は、めったにありません。
もしも自分がジョーのような目にあったら、なんて、想像する事すら恐ろしいです。
けれど、戦争という異常な状況では、ジョーのような目にあった人が、数多くいるのです。
まさに地獄。
人間が作り出した地獄。
こんな地獄を生み出した人の心の弱さ、愚かさが、何よりも恐ろしく、何よりも悲しいです。

ありがとう寄稿。

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