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博多豚骨ラーメンズ5巻(木崎ちあき)感想ネタバレ注意!あらすじ・キャラクターは博多で暮らす、いわゆる裏社会に身を置く人達ばかりです…。 #COMIC

博多豚骨ラーメンズ5 木崎ちあき

私が大好きな「博多豚骨ラーメンズ」という本の最新刊が出ていたので買いました。この本に出てくるキャラクターは博多で暮らす、いわゆる裏社会に身を置く人達ばかりです。それぞれのキャラクターがとても濃くてみんな大好きです。特にこの巻で好きなのは新しく出てきた「殺人鬼のサイコ・ピエロ」道化師メケ、1巻から登場し続けている「復習屋」ジロー、また復習屋が仕事の途中で保護し育てている少女ミサキの関係性が面白いです。読んでいると最初はメケの奇行が少し怖いのですが、読み進めていくうちに少女ミサキと友情を育んでいく様子が見られ、悲しい過去を背負った実は心ある人なのだということが分かっていきます。
また、復習屋ジローが保護者としてミサキをこのまま危ないことに巻き込まないためにも裏社会から遠ざけ、普通の生活で普通の幸せを送ってほしいと願う親心と、ジローのそばで役に立ちたい・認めてほしいというミサキの感情とがぶつかり合う血のつながらない親子愛が面白いです。ミサキ、ジローがそれぞれに裏社会で暮らす意味や裏の仕事に対しての覚悟を決めていく様子はつい見守っていたくなります。
このシリーズはどのキャラクターにもそれぞれの思いや覚悟が1巻1巻でわかったり、裏社会に身を置きながらも野球チームを作って野球をするような普通の生活の場面ががあったりと見どころが多い作品です。メディアワークス文庫の中でも特に面白い作品の1つなのではないかと思います。

ありがとう寄稿。

おばあさんが大好き、という児童文学作家が出会った、世界中のおばあさんに関するエッセイ。年をとっていくとみんな、“おばあさん”という、同じようなキャラクターになるのだろうか。

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