職業としての小説家・村上春樹・あれ？なんかいつもと違うような。
私はハルキストとまでは言いませんが村上春樹のファンです。小説よりもエッセイの方にこの方の面白さを感じています。本書はそのエッセイの最新作ですが読み始めて何かいつもと違う雰囲気を感じました。
いつもはちょっとふざけた感じのおじさんなのになんあか今日は真面目なことしゃべってるな。なにかあったのかな。みたいな違和感を感じます。
おそらくいつものエッセイはご自分が感じられたことを素直に肩の力が抜けた感じで、ある意味無責任に書いていらっしゃったように思います。そこがなんだか楽しいエッセイで私は好きだったのです。しかし本書はかなり真面目に感じます。それは結局、ご本人の仕事である小説家であることについて書いていらっしゃるからなのだろうと思います。これはさすがに無責任に書くことはできない、肩の力を抜くわけにはいかない。そのように取り組まれたのだろうと思います。
だからいつもの軽快な感じがない。もちろん村上春樹の姿を切り取った作品であると思うし内容もしっかりとしている。
けれどなんだろう。やっぱり違和感があるんですよ。
夏に避暑のために北海道へ向かったつもりがシベリアに向かっていた（もちろん超特急で）みたいな気持ちになったんだ。やれやれ。
ありがとう寄稿。
日本では映画のおかげで人気の出た作品ではありますが、実際に原作を読み込んでみると映画とは少し趣が違うということがわかると思います。
感想・書評：指輪物語「旅の仲間・上１」ネタバレ注意・原作を読み込んでみると映画とは少し趣が違うということがわかると思います（レビュー）。 #読書 - みんなの恋愛ブログ。
昼間は子供が寝ている１～２時間、夜はたいてい子供と一緒に寝てしまう事が多いのですが、なるべく１時間くらい作業しています。
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