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さあ、地獄へ堕ちよう(菅原和也)・感想&書評!Mバーで働く主人公が、身の回りで起こる、「自殺のSNS」に巻き込まれて(ネタバレ注意) #小説

さあ、地獄へ堕ちよう(菅原 和也)自殺とは、なんぞや?

菅原 和也の著書、「さあ、地獄へ堕ちよう」。
タイトルからして、もうシリアスな展開がむんむんしますが、私は一気に読んでしまいました。
SMバーで働く主人公が、身の回りで起こる、「自殺のSNS」に巻き込まれて、死んでいく人たちの謎を突き止めるため、様々な経験をして障害を乗り越えていくストーリーです。

物語のキーワードとなっているのが、「誰が作ったか分からない自殺のSNS。自殺したい人が登録すると、誰かが殺してくれる」というえぐいものなのですが、読み進めていくうちに、自殺とはなんぞや?という疑問に立ちはだかります。

主人公は自殺したいわけでもなく、出てくる人物全員が自殺したいというわけではありません。
ただ、なぜこのようなSNSが存在してしまったのか、誰が運営しているのか、謎を突き止めていくうちに、いろいろな雑学を覚えました。

また、この物語で、時々メタルバンドの話が出てくるのですが、私はブラックメタルが大好きで、この物語に出てくる主人公の幼馴染もブラックメタルが好きで、物語の中でいくつか知っているバンドが出てきたりして、そのたびににやりとしてしまいます。

ミステリー、サスペンス、そしてロックが好きな人には是非おすすめの小説です。