9月30日放送 聖女第6話を見て
肘井基子が千倉を殺害したことを知った晴樹は、驚きと悲しみの中で揺れています。愛していた人が殺人犯であったという事実を受け止めきれない様子がひしひしと伝わってきました。今まで基子をかばい続け、熱心に弁護を続けてきた努力さえ砕けてしまったようでした。
始めは、本当に基子が誰かにはめられて殺人犯に仕立て上げられただけなのかと思っていましたが、千倉が入院したときに見舞いも訪れず、たばこを吸った匂いを消すかのように必死に手を洗い続けているシーンから、やはりこの女は殺人犯なのだと思いました。
60代過ぎの男性が30代の若い女と結婚するのは、やはりお金が目的ととらえられても仕方ないと思うのですが、基子のことを信じてやまなかった千倉の純粋さも、晴樹と同様、女に利用された悲しい男の姿を描いていました。
一方、このドラマでもう一つ恐ろしい点は、晴樹の兄、克樹の存在です。彼は、証人台に立ち、基子と晴樹の不適切な関係を暴露すると言い始めました。今までの恨みが積もりに積もって今ようやく晴らすときがきたようですが、彼はいったいどういった行動を起こすのでしょうか。最終回に目が離せません。