野生の栗と田んぼの色で秋を感じる
今週のお題「秋の気配」
近所には栗の木がたくさんあります。
どれも野生の栗の木で、たくさん実をつけますが小さいので誰も見向きもしません。
でも、抹茶のような色合いのイガがはっきりと確認できるようになるとワクワクします。
これがやがて黄色くなり・茶色になってあるとき気が付いたら栗の実がたくさん落ちています。
形のきれいなものは拾ってはじけたイガと一緒に窓辺に飾ったりします。
ツヤツヤとした栗の実は、とても魅力的ですが味は野生なので美味しくありません。
目から楽しむ秋の風物詩だと毎年楽しみにしています。
田んぼもあるので、夏の終わりごろから真っ青だった色が黄色く変わるのがわかります。
風が吹くと重たそうな稲がサワサワと音を立ててなびくのが聞こえます。
遠くから見ると、金色の波のように見えることがあります。
カエルが鳴いていたのにある日突然たくさんのトンボが田んぼの上を飛んでいたりします。
夏には青いシオカラトンボだったのが、唐辛子のような赤い赤とんぼになっています。
そうすると空気も澄んできて気温も過ごしやすくなり、季節が変わったなとわかります。
うるさかったカエルの声もいつの間にかしなくなって、コオロギになっていたりします。
いよいよ秋だな、とわかるときです。