NHKスペシャル TOKYOおもてなし大作戦～2020東京五輪に向けて～ ９月１３日
日本で活躍する外国人や海外で活躍する日本人、その他文化人を招いて、２０２０年のオリンピックに向けて日本はどんな「おもてなし」をしていくべきか、また日本らしいおもてなしをするには、どういうことをすべきかを討論する番組でした。
個人的にデーブ・スペクターさんがとても面白かったです。日本人パネラーが、日本の●●なところが美しい、これは世界にない文化だ、と自画自賛コメントの大嵐だったのですが、そこに面と向って「美化しすぎ！」や、「きれいごとはいいんです」と切り込んで行っていたのが本当に小気味よかったです。これからどうしていくべきか、どう改善していくかを討論しているのに、日本を自画自賛するだけでは進歩がないと思うし、そもそも討論の意味がないと思うのです。また、そういう方のコメントは、すごく抽象的で、具体的にどうすればいいかが全く欠落していたので、そこを許さず突いて行ったデーブさんの切り口はとても面白かったし、自画自賛パネラーの方達もそれで何か気付いてくれればとさえ思いました。
ただ残念だったのが、司会者もそういった自画自賛パネラーと同じスタンスだったことです。ただ色んな人にコメントを求めるばかりで纏め切れていなかったし、どこに結論を持って行きたいのかよく分かりませんでした。それで、紆余曲折の末に、日本は良い国だ、という所で落ち着いてしまって、いい人材を集めながらも、曖昧な感じで終わったのが少し残念でした。
