「100分 de 名著」〜アンネの日記・第４回〜 ２０１４年８月２７日
４回、計１００分で完結する番組です。
今回は、アンネが収容所に入ってから生涯を終えるまでを紹介します。
オランダの隠れ家に家族と知り合い８人でナチスドイツから身を隠していたアンネ・フランク一家。
アンネはこんなほとんど絶望的な状況でも、日記に希望をかきつけています。
どんなに絶望的な状況でも、１５歳のアンネは希望を感じていました。
しかしとうとう、電話の密告でユダヤ人収容所に連行されてしまいます。そこで当然、突然に日記は終了します。前日まで隠れ家の中でも楽しみをみつけて生きて、明日も生きているんだと思って書かれた文が突然途切れてしまうこと、その空白が、今を生きる私たちに何か大きなものを訴えかけてきます。
アンネの日記の中で、「私の望みは、死んでもなお生き続けること」という文があります。
日記を書いている間は、どんな苦難も書くことの理由になるといっています。そして今なお、１人の小女が２年間書いた「日記」は「アンネの日記」として世界で読まれています。
