月刊少女野崎くん第5話【恋を「思い」「描く」男子。】
ガンガンオンラインで創刊されてからはまって、アニメも見ていますが、本当に面白すぎる！野崎くんはしっかりした独立した男子という印象を持たれやすいと思うが、天然ぽいところもあったりして好感を持てる。剣さんに対する好き好きオーラは尊敬の念もあるのだろうが、普段あれだけドライな雰囲気を醸し出してる野崎くんにしてみるとちょっとウザさも持ってしまうのかな、とも思う（笑）。千代ちゃんにとっては、同じ土俵には上がることのできないいろんな意味でのライバルだと思われる。
今回の話を見ていると、野崎くんの自身の作品に対する情熱が、担当としてアドバイスを与える立場の剣さんの思いに対し、だいぶ空回りな努力をしてしまってるな、というのを面白おかしく感じた。マミコになりきるのはいいが、ちょっと大根演技というか自分の作品のはずなのにマミコに対して、「女子とはこういうものか！」みたいなよくわからない解釈をしている風に見えた。女子を敵に回すシーンに関しては、鈴木ポジションは鹿島くんをやっぱり使うのか、と思った。乙女心の代弁者、とまで自負していたのに実は少し夢見がちな部分を描いていたのかな、とクスッと笑いながら見てしまった。マンガをずっと見ていたからなんとなく先の展開は読めてるしぶっちゃけネタもわかっているが、それでもこのジワジワ笑いを誘う魅力的な作品だ。男子の思う乙女心とリアルな乙女心のズレを見るには向いてる話だ。野崎くんの少女漫画家のくせにイマイチずれた乙女心の解釈をしているところは見ていて笑いを禁じ得ない。周りのキャラも個性豊かで、今回の話だと、さっき話題にだした剣さんもそうだか、前の担当の前野さんもいいキャラしてた。いちいちイラっとする言動を無意識できるのは才能だと思うし、それに気づかず都さんのマンガに自分の趣味を投影できちゃうだからすごい。都さんも一度ビシッと言ったらいいのに。毎回欠かさず読んでるし、見ているが本当に飽きのこない作品だ。次の話にも乞うご期待、である。
