慰謝料弁護士 第１２話「宿敵現る！因縁の敏腕女性弁護士と最終決戦」
慰謝料弁護士の最終回。
前話から引き続き、香苗の元夫の慰謝料の件だ。
相手の弁護士はやはり中々の凄腕だ。しかし、一方で袴田のような人情弁護士を比較してみると、倫理観も人間味も感じられない。確かに弁護士として、顧客の利益を守る必要はあるだろう。
だが、それでも人としてやってはいけないことがあるはずだ。その倫理観が欠如しているからこそ、周囲を抱き込み証拠と為り得る証言などを一切させないように、緘口令を敷くまでのことをするのだろう。金にものを言わせている感はある。
ただ、これが日本のドラマだから卑怯で姑息に見えてしまうが、アメリカの弁護士ドラマだとこれくらいは序の口だ。決して珍しい事では無い。
そこは日本とアメリカの弁護士についての捉え方の違いがあるのかもしれない。
だが、もし自分が弁護士の世話になることがあるとすれば、人情味のあるほうにお願いしたいと思うが。
ちなみに、最終回の結末は、袴田は見事人情で相手側の被害者を取り込み、証言させるに至り、勝利した。ただ、相変わらず、事務所運営は火の車に見えるが、それも御愛嬌だろうか。
