失恋ショコラティエ 全話を通して
私は恋愛ものというのが、昔から苦手です。理由は切なくて、胸が苦しくなるのが嫌だから。という性格上似合わないなんとも乙女な感じなのですが。そんな私がこれは面白い！と思った恋愛ものが主演、松本潤の「失恋ショコラティエ」です。見ようと思ってみたのではないのですが、私の妹が見ていて何気なく見ていたのがきっかけでした。
松本潤が演じる爽太がショコラティエのパリ修行から帰国し、ショコラ・ヴィというお店のオーナーを務める。爽太はずっと石原さとみ演じる紗江子に恋をしていて、紗江子の喜ぶ顔が見たくてショコラティエになったのがはじまり。ショコラ・ヴィで働くスタッフ、紗江子、交友関係のあるショコラのお店、のスタッフ、爽太のセフレの中でたくさんの恋愛感情が絡み合うお話。
中でも私が好きなのが、爽太の妹のまつりちゃんです。
好きというより、すごく立場に共感できる部分が多くて、彼女に入り込んでみていました。彼女はショコラ・ヴィの１スタッフ、お金持ちのイケメン、オリヴィエと付き合うのですが、それまでに元彼のことが忘れられずオリヴィエとずっとぎくしゃく。なかなかうまくいきません。それが解決されるのに、オリヴィエの男らしさや嫉妬や紗江子のアドバイスで変わっていく姿が好きです。恋多き時期に意外とまつりちゃんのような経験をしたことがある人もいると思うような気がして、すごくそこだけ現実味があるというか、漫画の世界＋現実と感じられるのが、私がこのドラマに惹かれた理由なのかもしれません。
まつりちゃん以外にも多数の関係が思わぬ展開を起こしていく。でも、最後にはすべてがすっきりとする。恋愛ものに多い悲しい結末でないところもこのドラマのお勧めしたい部分です。
