隠蔽捜査 8話「キャリア官僚連続殺人・・・外務省vs警察庁、恐るべきワナを見破れ」
隠蔽捜査の視聴率は、あまり芳しくないようですね。確かに配役は地味だし、主人公も警察のキャリア官僚という事で、派手なアクションシーンがあるわけでもないですからね。でも、その分、登場人物の会話には味があり、話が進むにつれて、引き込まれていく魅力を感じます。
8話では、外務省のキャリア官僚が被害者となる事から、警察組織だけではなく、警察庁と外務省の力関係などが登場人物の会話を通じて、窺えてきます。主人公の竜崎伸也(杉本哲太)は、生真面目で正義感が強く、融通が利かない性格の男として描かれており、そのせいで、いつも周りの人間と摩擦が起きます。しかし、逆に言えば、それは信念がブレないという事でもあるので、最終的には周りの人たちからの信頼を得ていきます。その竜崎伸也が、キャリア官僚の殺人事件をきっかけに、外務省や公安の官僚とどう渡り合って行くのか、次回が楽しみです。