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らららクラシック「ブラームスの交響曲第1番」感想!ベートーベンを尊敬し、その音楽を受け継ぐことに苦悩…(ネタバレ注意)。

らららクラシック「ブラームスの交響曲第1番」

交響曲の規範を作った楽聖・ベートーベンを尊敬し、その音楽を受け継ぐことに苦悩したブラームスについての解説が要点を押さえていて、とても分かりやすく楽しめました。

ベートーベンが目指した音だけで完結する音楽というものをどうやって受け継ぐかという課題――ベートーベンの楽譜を延々と書き写すブラームスの努力の凄まじさや、ただベートーベン真似になってしまうのではないか、似たようなものを作ることになってしまうのではないかという苦悩の心中を表した手紙など、とにかくブラームスのその取り組みと思いの真剣さがたまらなく愛しいと思えました。それから、クララ・シューマンとの音楽仲間としての強い絆は、恋愛関係ではなくとも尊敬と信頼で結ばれたとても素晴らしいものだと感じられました。
ところでVTRでブラームスの若い頃の役をやっていた子が美青年で目を惹かれました!実際、この番組で出てきた若い頃のブラームスの写真はかなりの美少年・美青年――年を取ってからの写真しか見たことがなかったし、彼の曲に象徴されているような渋いイメージがあったので、これにはかなり驚きました。