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紙の月/感想・お金に振り回される女性達を描いた、寂しさから横領に手を染め若い不倫相手に貢ぐ…(ネタバレ注意)。

お金に振り回される女性達を描いた「紙の月」が非常に感慨深い

私は元々、NHKの火曜日22時のドラマ枠が大好きです。
毎回、とてもいい内容のドラマばかりなので楽しみにしています。

今回は、角田光代さんの「紙の月」。
学生時代からも友人である3人の女性が、お金に振り回される人生を描いています。

節約にこだわりすぎて夫や娘とうまくいかない女性、水野真紀。
買い物依存症が原因で離婚してしまった女性、西田尚美。
そして、夫に愛されていない寂しさから横領に手を染め若い不倫相手に貢ぐ女性、原田知世。
私は、どの女性もとても共感できます。
いつ誰が、この3人のようなことになってもおかしくないと思えるストーリーだからです。

私もつい、寂しいときにコスメや服を買ってしまうことがあります。
それは、お金が持つ万能感を手にしている時、少しだけ自分に自信が持てるからです。
何かを買ってる瞬間、自分が主役のような気になります。
買ってしまった後は、逆にお金を使ってしまった罪悪感や喪失感を感じます。
きっと、そういった女性は多いと思います。
自分に自信さえ持てれば、こういうことはなくなるのだと思いますが…。

「紙の月」は、そういった女性のモヤモヤした気持ちが丁寧に描かれて引き込まれます。