名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター) 恋と事件どちらの謎もなかなか解けない謎だらけの2時間
名探偵コナンの映画シリーズは初期の方が謎解きが面白く工夫も満載で楽しめた印象があります。
今回の劇場版第21作は主題歌の倉木麻衣さんの曲、渡月橋〜君想ふ〜と映画が非常にマッチしてとても良いとの噂を聞き観ましたが、内容そのものは全体的に謎解きも脱出方法などの解決策も完全に映画の世界そのもので現実的ではなくやり過ぎ感が否めなかったです。
常識的には考えられない距離をコナンのアイテムを使って飛んだり、はたまたバイクを使って走ったり、あまりにアニメの世界観に頼っていて謎解きの面白さが響いてきませんでした。
また、主題歌はとても良い曲でコナンらしさをより一層引き立ててくれていますが、あの曲とマッチするほど映画の中での恋、愛、相手を想う気持ち、不安、ドキドキなどの共感する部分が足りず、主題歌負けしてしまっているように感じました。
コナンシリーズも多くなるにつれ、ネタ切れ感がどうしても出てしまい無理のある設定が増えているように思います。今後のシリーズは原点である謎解き、犯人探し、動機探しなどに立ち返ったミステリアスな作品を期待したいと思います。
