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小さな巨人5話「モヤモヤの原因。隆一が京子を殺した証拠」【テレビ感想2017年ネタバレ注意】。 #TV

放送日5月14日のTBSドラマ「小さな巨人」第5話

「警視庁本庁」対「所轄」の戦い、「エリート」対「底辺で働く人達」の戦いということで、初回から楽しみにしていました。香川照之さんがエリート側、長谷川博己さんがノンキャリア側ということで、「半沢直樹」と同じような勧善懲悪的な爽快感を期待していました。

でも、毎回何かスッキリしないのです。上手い役者さん達が揃っているのに、何かモヤモヤした感じが残るんです。

5話も、芝署完結編という事だったので、やっと「半沢直樹」の時のような「よぉーし!やったぞ!」という決着を期待していたのですが、やっぱりモヤモヤしました。

今回のモヤモヤの原因は、いくつかあります。
まず、隆一が京子を殺した証拠。京子がビルから落ちた時、一緒に落ちたと思われるUSBの破片を、三笠署長が持っていた事が証拠になる点。何で、破片を拾って隠し持っていた事が、隆一が京子を殺した犯人となる証拠になるのでしょう?この点が、腑に落ちないのは私だけでしょうか?

次に、5000個ある証拠品の中に隠されたUSBの小さな破片を、所轄と途中から加勢した一課のメンバーだけで、8時間以内に探し出すという点。
砂漠に落ちた針を探すようなもの。絶対無理があります。捜査令状をとれるタイムリミットギリギリで見つかるというお決まりのパターンで、面白さにもかけます。

最後に、三笠署長が裏金をもらって、犯罪者である隆一をかばっていた事を捜査一課長の小野寺もわかっているのに、何の罪にも問われず、他の署の署長へ異動となっただけという点。
最後のシーンで、香坂さんが怒りの声を上げていましたが。本当に、納得できない結末です。

こんな感じで、毎回モヤモヤしながらも、主人公の香坂を演じる長谷川さんが好きだから、視ています。長谷川さん、MOZUの時の演技最高だったのに、今回は演じにくそうな印象を持ちます。長谷川さんが演じ易くなるよう、脚本や演出家の人達に頑張ってもらいたいところです。

こんなモヤモヤドラマの中ですが、岡田将生さんの演技がとても光って見えます。ベテラン俳優に囲まれて、プレッシャーもあると思いますが、カッコイイだけでなく、こんなに演技力がある人なんだと驚いています。

「敵は味方のフリをする」という言葉がしばしばでてくるこのドラマ、「半沢直樹」のような、後味スッキリ、してやったり感がある展開になることを願っています。