みんなの芸能ブログ。

みんなで更新する芸能ブログです。

スポンサーリンク

アニメ・最終兵器彼女/最終回感想ネタバレ注意!あらすじ・もうすぐこの星が終わることを悟るちせとシュウジ…。 #ANIME

泣けるアニメの金字塔、最終兵器彼女

2000年代を代表する、泣けるアニメである最終兵器彼女。
最終回は「この星で最後のラブストーリー」というキャッチコピーが表す通りの絶望的なシーンから入る。
もうすぐこの星が終わることを悟るちせとシュウジ。それでも戦いつづけることを決めた二人の姿には心を抉られる思いだった。
全てが終わり、砂に埋もれた世界で残されたのはシュウジと無惨に「塊」となったちせ。きっともうあの世界は無くなっのだ。だとすればこれは死んだあとの世界か?
しかしシュウジは二人が最後に地面に掘ったメッセージを発見する。まだ生きている!こちらも少しほっとするが、ちせの塊も消え、残ったのはちせの想いだけだった。絶望に喘ぐシュウジ。
思えば二人の物語が始まったあの日から、絶望の連続だった。それでもちせを好きだという気持ちだけで彼女を救い、共に過ごしてきた。
それなのにこの仕打ちは酷すぎるのではないか?こちらも思わず憤ってしまうほどのやるせなさが一気に襲ってくる。
だが、ここでシュウジはちせの想いが自分に流れ込んでくるのを感じる。そして気がつけばちせが目の前に立っている。思わず抱き寄せるシュウジ。ああよかった、世界は元に戻ったのだ!
次の瞬間、辺りは真っ暗になり、独りぼっちで空を抱くシュウジの姿が残る。こちらもは項垂れる。しかしシュウジはちせを抱き続け、ちせは声を残す。
「わたし、しゅうちゃんの中にこんなに残ってる」
二人が築きあげた物語の全てがこの言葉に集約されている。
確かに二人は消え、ちせはシュウジの中だけで生きる存在となった。しかし、誰がそれを絶望だと言えよう?世界が滅んでも、そこに最後のラブストーリーがあったという事実は永遠に残り続けるのだ。そのことに気が付いた時、涙が止まらなくなった。
最終兵器彼女。これは歴史に残る、間違いない名作だ。