あらすじ。
川原由樹はスランプの小説家遠野リサのゴーストライターとなる。
しかし嘘をつくことに耐えられなくなったリサは引退することを決めたが、婚約者と別れすべてをかけていた由樹はショックからリサのゴーストライターだと世間に暴露する。
裁判となるが、リサは由樹を虚言癖に仕立て上げ勝訴。しかし息子や母親と心が通わない日々に嫌気がさし自殺をはかるが未遂。そして突然、リサは由樹がゴーストライターだと世間に告白する。
登場人物達は、最後にどうなるでしょう?
リサはゴーストライターを告白し完全引退。世間には一切出ずにひっそりと息子と暮らす。
自殺未遂後の病院での息子とのやりとりから親子の絆は消えてないと思うので、これをきっかけに親子関係は少しずつ修復していく。
由樹はリサの告白をきっかけに改めて小説家への道ができていく。
婚約者ともよりを戻して結婚し、長野で暮らしながら小説を書くようになる。
担当者は小田。
編集長は出世の道が断たれ、左遷。
ドラマのラストシーンを想像してみましょう(ハッピーエンドか?バッドエンドか?)。
由樹は売れっ子小説家になり、かつてのリサのような大御所小説家となるがリサと同様スランプになり書けなくなる。
そして由樹もまた、かつての自分のようなゴーストライターを探すようになる。
由樹のゴーストライターとなるのはリサの息子、大樹であった。
そうしてできた由樹の小説を事情を知らないリサが読み、かつての自分と作風がそっくりであると気づき愕然とする。
一言で言うと因果応報といった感じのバッドエンド。
続編があるとするなら、どういう内容になるでしょう?
続編よりも本編でスッキリ終わるほうが理想的ですが、しいて言えば同じゴーストライターでも小説以外の分野、例えば音楽や漫画といったジャンルでのゴーストライターをテーマにした人間模様を描いた作品が見てみたいです。
今度はゴーストライターのほうから自分を売り込んでゴーストになり、弱味を握って相手を掌握していき、すべてを奪っていくとか。相手の地位を乗っ取っていくようなサスペンスの話が面白そうだなと思います。