上下関係について考え続けた日々
派遣という勤務体系で働いていますと、色々な人に出会います。元タレントや現タレント、元スポーツ選手だったり、中には東大出身の元エリートなど、実に様々な人間模様に出会うことができます。
派遣で働き始めた頃は、そのような上司や同僚と働くことがとても面白いと感じ、知識や友達の幅も広がり、楽しい日々を過ごしていました。
しかしそれと同時に飲み会や怪しげなビジネスへのお誘いが増えたり、面倒なことが多くなってきました。しかも元○○といった経歴を語る人はきまって勤怠が不真面目で、当日欠勤したり毎日遅刻したりします。
上司は上司で業務知識がなかったり他人にミスを押し付けたり、職場の女性と不倫をしたりあからさまなえこひいきをしたり、眉をひそめるような出来事が多々ありました。
そのような雰囲気に馴染んでしまえる人はそれはそれで良い事なのかもしれませんが、真面目な人はストレスをまともに受けて健康を害してしまう人も多いようでした。
私自身は笑い合ったり楽しく仕事できたらそれでよかったのですが、たしかに毎日遅刻されたりえこひいきされたりすると、やはり不愉快に感じることもありました。
不真面目さん達と真面目さん達の双方からの不平不満に挟まれ、妙なストレスを感じたのを記憶しています。中立的な立場をとっていたつもりですが、八方美人だと言われたり、「あの子の側につくのならもうお付き合いしないから」とか言われて、別にお前なんか付き合いたくないよとか思っていつも心の中で誰かの思惑とケンカしていたりして、顔だけでなく性格まで悪くなったような気がして、とても気疲れしました。
派遣となって3年目、今では職場で起きるほとんどのことは気にならない人になりました。逞しくなったのかもしれません。
