月野うさぎと云えば三石琴乃さん！
美少女戦士セーラームーンがアニメ化されると聞いた時は、飛び上がるほど嬉しかった。しかし、子どもながらに不安を感じたのも事実である。「大好きなうさぎちゃんの声がイメージとかけ離れていたらどうしよう。」その時は、まだ声優さんの名前などほとんど知らず、キャストが発表された時もまだ不安で仕方なかったのを覚えている。
しかし、初回の放送を見て私はすっかりうさぎちゃんの声に魅せられてしまった。「わあ、うさぎちゃんのイメージにピッタリ!」同時に、三石琴乃さんと云う声優さんがいることを直ぐに覚えた。張りのあるちょっと高めの甘い声が、シーンに応じてシリアスになったり、凛とした表情になったり、まるで万華鏡の様に、うさぎちゃんの表情に隠された心情を演じきっていた。「月に代わってお仕置きよ!」アニメが終わってもう１０年以上経つが、未だにうさぎちゃんのあの声を直ぐに脳内で再生出来るのは、やはり他の誰でも無く、三石琴乃さんがうさぎちゃんになりきって少女時代の私達に夢を与え続けてくれたお陰である。
