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木更津キャッツアイ/感想&あらすじ・宮藤官九郎(くどうかんくろう)の作品で、彼が舞台用として脚本を…(ネタバレ注意)。

木更津キャッツアイ 岡田准一 古田新太

木更津キャッツアイは、約10年前に放送されたTBS系列のドラマで、放送当初はあまり視聴率も高くなかったと聞きます。
監督は、昨年NHK朝の連続小説「あまちゃん」で時の人となった宮藤官九郎(くどうかんくろう)の作品で、彼が舞台用として脚本を書いた物語をベースに、野球!ビール!哀川翔!が大好きな青年、田渕公平(ぶっさん)と高校時代のチームメート、バンビ、マスター、アニ、うっちーと組んだ泥棒?集団「木更津キャッツアイ」の物語である。

明るい雰囲気とマニアックな野球用語や選手名などのネタの数々、またストーリー展開とは別に、余命半年を宣言された本人の死への恐怖、どのように接するべきがわからなくなる父親や親友たちの苦悩なども描き、とても濃い内容となっている。

とくに第5話以降。木更津の守り神と言われるオジーの死を迎え、これまで漠然としていた「死」に対して、ぶっさんも仲間たちも余命をどうすれば、どのように接すればいいのかわからなくなる。しかし、「普通」という簡単なようで一番難しい答えをだしたぶっさんは、悩みを捨て、これまで通り「普通」を貫き生きていく。

はじめにも書いたが、爆発的な視聴率のドラマではなかったが、クドカン作品をTBSでやるたびに深夜の再放送、DVDの売り上げは、歴代でもトップクラス!映画にも2度なり、CDまで発売。こんなドラマは他にはないんじゃないかと思えるぐらい、マルチなドラマと思う。

とにかく、余命半年と宣言されても、一生懸命普通に生きたぶっさん、それを理解している仲間たち、何かに悩んだときに是非見てもらいたい作品だと思う。