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スポンサーの降板など話題の尽きない…明日、ママがいない/感想「現実とあまりに違い、誤解を招く表現」という声もあるが…(ネタバレ注意)。

「明日、ママがいない」

私の近頃の楽しみは水曜ドラマ「明日、ママがいない」だ。施設で暮らす子供達の、壁にぶち当たりながらも強く生きていく様を描いた作品である。
これは実際に施設で生活する子供の精神面の配慮や差別に繋がることへの懸念から、放送打ち切りを求める声が上がる、スポンサーの降板など何かと話題の尽きないドラマでもある。

私は第一話から欠かさず観ているのだが、世間的にどんなに問題視されていてもドラマとして非常に面白いと思う。大抵の子供にとっては当たり前の存在である親、家族のいない子供達に思わず感情移入というか、苦しみや葛藤を想像しながら自分に置き換えて見入ってしまう。「現実とあまりに違い、誤解を招く表現」という声もあるが、多くの視聴者はドラマとしてそれはわかった上で観ているはずで、それはさほど問題ではないと私は思う。
そもそも私がこのドラマを観ようと思ったのは「芦田愛菜ちゃんが出るから」という理由だったのだが、その期待を裏切らない迫真の演技と同時に愛菜ちゃん演じるポストという役に注目である。そのあだ名は「赤ちゃんポスト」からつけられたもので、ポストは赤ちゃんポストに届けられたために親の顔を覚えていないという。赤ちゃんポストという存在は知っていても、身近にそれを利用した人や赤ちゃんポストに届けられた子供に会ったことがある人はそういないだろうし、そういった制度に対しても今一度考える機会をくれるドラマだと思う。
このドラマを否定的にとらえる声は多いが、私にとっては親や周囲の都合で振り回される子供達がたくさんいる現実を知る入り口になったし、人の親になることの責任の重さを我々に再確認させてくれるドラマであると思う。